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国家の戦い、ジョー・ルイスがマックス・シュメリングにKO勝ち

1938年6月22日 世界ヘビー級タイトルマッチ
ジョー・ルイス(アメリカ) vs マックス・シュメリング(ドイツ)

6月22日、「第二次世界大戦前哨戦」と銘打たれた試合がアメリカ・ヤンキーススタジアムで行われ、王者ジョー・ルイスが挑戦者マックス・シュメリングを1ラウンドKOで下し、王座防衛に成功した。

マックス・シュメリングは、1930年6月12日、世界ヘビー級王座決定戦でジャック・シャーキー(アメリカ)と対戦。4ラウンドにジャック・シャーキーの反則によりシュメリングが世界王座を獲得。
しかし、ジャック・シャーキーと再戦した2度目の防衛戦で15ラウンド判定負けを喫し王座から陥落した。

そして、第二次世界大戦直前のこの試合でナチス・ドイツ・アドルフ・ヒトラーからアメリカのボクサーを倒してくることを厳命される。今度は刺客として敵国アメリカに送り込まれることになった。
ジョー・ルイスとは過去に1度対戦(1936年6月19日)し、その時はシュメリングが12ラウンド2分29秒KO勝ちを収めている。

ジョー・ルイスは、1937年6月22日に行われた世界ヘビー級タイトルマッチで王者・ジェームス・J・ブラドックを8ラウンドKOで下し、王座獲得。
3度の防衛を果たし、ここまで38勝(32KO)1敗。
そう、唯一敗れているのが、マックス・シュメリングただ一人なのである。

フランクリン・ルーズベルト大統領からは、

「敵国ドイツを打ち負かすためには、君のような筋肉が必要なのだ」

と大きな期待がかけられるとともに、想像だにできない重圧がのしかかった。

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重圧から開放されるまでに時間はかからなかった。
いや、ルイスにとってはとてつもなく長い時間に感じされたに違いない。

1ラウンドにジョー・ルイスの重厚なパンチがシュメリングを捕らえると、立て続けに3度のダウンを奪う。
終始防戦一方となったシュメリングは4度目のダウンで力尽きた。

アメリカとドイツ、国の威信をかけた戦いはアメリカ・ジョー・ルイスに軍配。ルイスが圧倒的な強さで4度目の防衛に成功した。

▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼

■ ジョー・ルイス MEMO
・ 生年月日 : 1914年5月13日 - 1981年4月12日
・戦績 : 69勝(55KO) 3敗 (生涯戦績)

■ マックス・シュメリング MEMO
・ 生年月日 : 1905年9月28日 - 2005年2月2日
・戦績 : 56勝(39KO) 10敗 4分 (生涯戦績)

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